女性の学校 運をつかむ仕事の見つけ方

突然ですが、
Q1. 今の仕事の満足度は何パーセントですか?
Q2. どんなことがプラスされたら、
100パーセントになりますか?
大事なことなので、
改めて考えてみてくださいね。
私にとって仕事の満足度は、
人生の満足度に匹敵するくらい
重要なことなので、
質問させて頂きました。
それというのは、
43歳の時に突然癌になり、
4ヶ月の入院生活のベッドの中で、
「もしも3年しか生きられないとしたら?」
残りの人生で何がやりたいのだろうと
毎日真剣に考えていました。
漸く出てきた答えが、
「家族との楽しい時間」と、
「仕事」があれば
なんにもいらないということでした。
当時は仕事が大変だったので、
自分の中でこの答えが出た時には
正直驚いた覚えがあります。
そこで、
これまでの仕事の棚卸をしたら、
面白いことに気づきました。
まず、私の最初の就職先は、
東京都江戸川区にあった、
洋菓子の製造販売会社の
事務員でした。
高校時代の夢が、
東京の素敵なオフィスで
働くOLでしたから、
思い描いていた環境とは
全く違う夢のない仕事でした。
もっと面白い仕事がしたいと
4年後にチャレンジしたのは、
当時お金持ちしか乗れなかった
車に乗りたい好奇心から
自動車販売会社を選びました。
95%が男性という環境の中で、
華やかな自動車ショーに行き、
会社の楽しい行事に参加し、
本当に楽しい青春時代を過ごしました。
結婚のため自動車会社は
辞めましたが、
子どもが生まれるまでの
アルバイトとして、
広告代理店をダメ元で受けたら、
運良く正社員として
採用されました。
そこは、銀座に近い新しいビルで、
最初にイメージしていた素敵な
オフィスで働く夢が叶ってしまったのです。
お金に余裕のある会社だったので、
デヴィ婦人や有名なオペラ歌手の隣で、
ピアノ演奏を楽しみながら食事をしたり、
自分のお給料では絶対に行けないところに
連れて行ってもらったり、後々の
人生に影響をもたらす貴重な体験を
沢山させてもらいました。
新しいものが好きで、
好奇心旺盛だった私は、
「これだ!」と直感が走ると、
何も考えずに行動していたので、
難しいと言われていた会社の面接も
全て受かりました。
ちなみに、広告代理店は1000人の
応募の中から3人という難関でした。
また、主婦になってからも、
世の中で通用する人間かどうかを
確かめるために受けた、
伊勢丹の面接も3人の募集に対して、
700名が応募しましたが受かりました。
なぜ受かったか?
私が優秀で学歴があったとか、
他の人より魅力があるということは
全く無く、ただただ、運が良かったのです。
他の人と違っていたとすると、
世間知らず、
自分知らず、
怖いもの知らずの
3拍子揃っていたことだと思います。
面接当日に凄い倍率を知るので、
初めから受かるとは思わず、
せっかく来たのだから
面接官と楽しくお話しようと
それだけしか考えませんでした。
後から考えると、
欲が無い、
緊張感がない、
あるのは満面の笑顔だけ。
聞かれたことに対しては、
面接官が喜ぶようなことを
意識して話していました。
それは後半の人生で発揮される
自分の中にあった商売の才能が
無意識に引き出されていたのかも
知れません。
二人の娘に恵まれてからは、
専業主婦として子育てと
趣味とボランティアなど、
自由に生活を楽しんでいました。
そんな中でも、
いつも考えることは、
子どもの手が離れた時の
仕事のことでした。
会社勤めは選択肢になく、
子育てと両立できて、
一生出来る好きな仕事はないかと
いつも考えていました。
仕事の条件としては、
・美しいもの
・自宅で出来ること
・人に教えること
・個性を生かす創造性のあるもの
・周りでやっていない新しいこと
・比較的難しいもの
などの条件をクリアするものを
子育て中に探し続けました。
子どもが幼稚園に行くようになり、
色々な教室に通い、
遂に見つけました。
それは、
当時はまだまだ珍しかった
アートフラワーでした。
白い布から、花びらをカットし、
好きな色に染めて
好きな花を創る時のワクワク感は
生まれて初めての
最高の体験でした。
夜中まで制作していても
全く疲れ知らずで、
これぞ天職と思いました。
自宅を教室にして教えながら、
将来はアートフラワーの
学校を作ると計画していました。
この計画はレストランを
開業することになり、
実現しなかったのですが、
その後のランジェリーショップで、
美しいものを仕事にする
夢は叶えることができました。
前半の人生では、
仕事に関しては
ほぼ満足できていました。
具体的に夢を描き続けると、
ある日突然直感が閃きます。
直感に従って行動すると
運が後押ししてくれます。
お金のことも考えず、
欲もあまりなく、
イメージしたことが叶うと
信じていました。
しかし、後半の人生では、
前半のようにスムーズにいかないことも
多く、苦労をしました。
なぜなのか?
棚卸をしていて原因に気づきました。
次回は、
波乱万丈で始まった仕事が、
ランジェリーショップや
NPO法人の設立に
どのように影響したのか?
ミッションを意識した仕事とは
について、書こうと思います。