女性の学校 感謝の人間関係

あなたは、感謝の人間関係で
繋がっている人が何人位いますか?
人間は人との関わりの中で幸せを
感じる生きものです。
どんな人間関係を築いているかが、
幸せ度合いに関係すると同時に、
仕事の成功にも繋がります。
12年前に「商売はやりきった」、
2店舗を辞めて「新しい人生を創ろう」
と思った理由の一つに、
お金よりも大事なものを見つけたい、
そして、それが見つかったら
それを世の中に広めたいという
気持ちがありました。
ビジネスに専念していた22年間は、
思いっきり働き、お客様やメーカーからも
辞めないでとの声に、申し訳ないと思いつつも、
自分の気持ちを優先しました。
昭和の時代は、誰もがお金と物に
振り回されていたので、人としての
大切なものを無くしているのではないか、
このままでは本当の幸せにはならないと
強く感じていたのでした。
新しい人生では、社会貢献をしたいと
考えていたので、色々な人と繋がり、
チームになって愉しみながら仕事をしたいと
思っていました。
前職を辞めて2年後に設立した、
NPO法人日本スクールコーチ協会では
お金よりも大切なものが得られ、
自分が描いていたような感謝の人間関係
ができました。
子どもたちの幸せを願って、
各々が自分の仕事をやりながら、
より良い教育を目指して活動しました。
利害や損得ではない利他の心で関わり、
昨年10周年記念イベントを
全国で開催することができました。
お互いの強みを出し合い、
見返りを求めない無償の人間関係は
私の貴重な宝物です。
しかし、
この宝物を手に入れるまでには、
山あり谷ありの苦しい時期がありました。
協会設立から1年半くらいは、
目的やミッションの違い、 運営やお金などについての意見の違い、
コミュニケーションギャップからの
人間関係の問題が次々に起きました。
「何のためにこの協会を立ち上げたのか?」
「一生懸命やっているのにどうして
こんな問題が起きるのか?」
「今の自分たちに子どもたちを
幸せにすることはできない」
等々、本当に苦しかった時期がありました。
「もうダメかもしれない」と
追い詰められた時、疲れきって
いつの間にか寝てしまいました。
夕暮れどきの目覚める寸前のこと、
夢か幻か、自分の闘っている姿が映像で
映し出されたのです。
朦朧として、涙が溢れている中で、
なぜ問題が起きるのか分かったのです。
全ては自分の中からのものだったと
いうことが分かったのです。
とても不思議な体験で、頭ではなく
体全体で感じたのです。
神が降りてきたと感じました。
自分が他責から自責に変化したことで
問題は徐々に解決し、その後は大きな問題が
起きることはありませんでした。
非営利団体は、目的とミッションで
繋がる人間関係なので、
その原点に違いがあると組織として
成り立つのは難しいのです。
会社も起業するときも、団体を作るにも
基本的には同じだと思います。
相手の価値観や立場を尊重し、
優しさや思いやりが感謝の人間関係を
つくる大きな要因です。
10年間協会が続いたのも、
設立時に大きく貢献してくれた方々のお陰と
感謝の気持ちでいっぱいです。
色々あるけど、
人生はやっぱり面白い!!